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2011年06月 アーカイブ

美の基準値

永久脱毛 などによって、美しさを求める人は数多くいます。


主観的、相対的な面に関しては、ばらつきを生み出す要因の分析を試み、柔軟に対応することではないでしょうか。


次の課題は、美の基準値の割り出しです。


人体プロポーションの基準値を割り出す試みは古代エジプト、ギリシャの昔からありました。


まずエジプトでは、中指の長さを基準とし、その19倍の身長を理想としました。


また西洋ではなにかにつけて立ち返るのが古代ギリシャで、とくに紀元前5世紀のギリシャの彫刻家ポリクレイトスの示した基準値が影響を与えています。


ポリクレイトスは人体各部のもっとも美しい比例率を割り出し、それにもとついて『ドリフォロス』(ヤリを担ぐ青年)など、いくつもの青銅像を作りました。


彼はもっとも美しいプロポーションは七頭身であるとし、さらに身体各部の長さにも、それぞれ理想とする比例率を掲げています。


またドリフォロスのモデルの槍持ちの従者の名前から『カノン』と題した、こうした比例率について著した本(現存しない)から、以後、人体の美の基準一般をカノンと呼ぶようになりました。


美の基準作り

古代ローマのカノンはいわゆる8頭身が理想とされています。


さらに足の長さは身長の2分の1、ピザまでの長さが足の2分の1というように・・・


全体との比例が整っていなければならないとされました。


その後、中世の暗黒時代にはカノンについての議論は影を潜めました。


人は神が自分になぞらえて創ったのだから、そのからだについて評価することがはばかられたのです。


しかしルネッサンスを迎えるとデューラー、ダ・ヴィンチなどの巨匠たちが、その頃はやり始めた人体解剖学の知識を取り入れ、さまざまな基準作りを試みました。


人体各部の計測、角度の測定、幾何学的図形への単純化などです。


そして、からだのプロポーションだけでなく、顔の造作についてもこまかく考察されました。


基準作りの試みはいまも続いています。


人々の美しさを求める心は無限です。


それは永久脱毛 などをしている女性ならきっとよくわかるでしょう。


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