欲望を満たすもの
アナは医学的な立場から安田氏に訊きました。
安田「100円のクリームというものがあることをはじめて聞いたが、100円であろうが、1000円以上であろうが、そんなことは議論する方がおかしい。
化粧品は値段に相談するものでなく、自分のハダに相談すべき問題だ。
そうすると、化粧品の内容の問題だ。
内容の問題とすれば、100円でも成り立つと思う。
それがムードの問題だと自分はどうしても1000円でなけりゃいけないという人は1000円で買えばよい。
細田さんは、女の人は虚栄心があるから高いものが好きなんだといわれたが、それは逆に、だから化粧品は高いものがつくられる、売れる、と思う。
実験させて伸びがよいというのはわかるが、しみこみがよいわるいがわかるというのは、これは大したものだ。
私にはわかりません。
しみこみというのはわからない。
油の少ないものをつければスーッと消えるようになるからいかにもしみこんだように思うだけだ。
それなら、コールドクリームなんかよりバニシングクリームを使えば、必ずしみこみが出てくる」
細田氏「100円とか1000円とか値段にこだわるのはおかしい。
ただ新幹線の場合、同じ汽車に乗ってこ等に乗る人もあれば一等にのる人もある。
時間は変らないが安心感がちがう。
ムードというか、欲望というか、そんなものをある程度満たしてくれる。
ちょうど子供にオモチャを与えるのと同じというところがある。」
・・・と述べています。
この当時は永久脱毛 などを行うエステがまだ日本にはありませんでした。
化粧品についてもいろいろと議論されていたのですね。