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2011年04月 アーカイブ

欲望を満たすもの

アナは医学的な立場から安田氏に訊きました。


安田「100円のクリームというものがあることをはじめて聞いたが、100円であろうが、1000円以上であろうが、そんなことは議論する方がおかしい。


化粧品は値段に相談するものでなく、自分のハダに相談すべき問題だ。


そうすると、化粧品の内容の問題だ。


内容の問題とすれば、100円でも成り立つと思う。


それがムードの問題だと自分はどうしても1000円でなけりゃいけないという人は1000円で買えばよい。


細田さんは、女の人は虚栄心があるから高いものが好きなんだといわれたが、それは逆に、だから化粧品は高いものがつくられる、売れる、と思う。


実験させて伸びがよいというのはわかるが、しみこみがよいわるいがわかるというのは、これは大したものだ。


私にはわかりません。


しみこみというのはわからない。


油の少ないものをつければスーッと消えるようになるからいかにもしみこんだように思うだけだ。


それなら、コールドクリームなんかよりバニシングクリームを使えば、必ずしみこみが出てくる」


細田氏「100円とか1000円とか値段にこだわるのはおかしい。


ただ新幹線の場合、同じ汽車に乗ってこ等に乗る人もあれば一等にのる人もある。


時間は変らないが安心感がちがう。


ムードというか、欲望というか、そんなものをある程度満たしてくれる。


ちょうど子供にオモチャを与えるのと同じというところがある。」


・・・と述べています。


この当時は永久脱毛 などを行うエステがまだ日本にはありませんでした。


化粧品についてもいろいろと議論されていたのですね。

マスコミの批判集中

主婦「よい化粧品をえらぶとき、みなつかってみるわけにはゆかないがどうすればよいか。」


細田「自分で使ってみて自分でよいともわるいとも感じないものが基礎化粧品では一番よいのではないでしょうか。」


・・・このころからこの種のテスト、高級化粧品と安い化粧品の比較テストがいろいろ出はじめましたが、何れも同じような結果を示しています。


その一つを紹介してみましょう。


『生活学校レポート』の編集部のテストです。


何人かでクリームをもちよって揃いの小皿に小量とりだし、


「ここに100円から1500円までのクリームがあります。


この中であなたが、いちばんこれが良いとおもうクリームを、一つだけきめて、番号で投票してください。」


匂ってみて、つけてみて、選び方は、みなさんそれしかないわけです。


結果は、選びだされたものは、高い値段とたいした関係はありませんでした。


編集部で数カ所試みた結果は・・・。


・・・これをみると、ビンやレッテルや、宣伝文句にわざわいされないときは、必ずしも高いものを選ばないでしょう。


むしろ、投票はバラバラとちっており、偶然性の方が多いようにおもいます。


まだ永久脱毛 を行うエステなどがなかったような時代に、このようなことが行われていたことに衝撃です。

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